物忘れ外来

認知症とは?

認知症は慢性的に進行する病気です。

気づきにくく、ご本人の病識がないことも特徴です。
すこしでおかしいなあと感じたらまずはご相談ください。必要な検査についてご案内します。

受診する時のご家族の心構え
診断には、普段のご本人の様子を知っているご家族の話がとても役立ちます。付き添っていただくご家族には、来院時に様々な質問をさせていただきます。紙に書いて整理してお持ちいただけると助かります。

■ご本人の家族(兄弟・子供・親)の生年月日、出身地
■もの忘れは、日常生活に支障をきたすほどのものか
■最初の異変は、いつとはなしに出てきたのか、突然に出てきたのか
■この半年の間に症状は進行したか
■本人のこれまでの病気について

これらは、認知症の原因や進行を診断するときに参考になります。

 


ACP(Advance Care Planning)・人生会議とは?

アドバンスケアプランニングということばをご存知ですか?

超高齢化社会を迎えた我が国では2025年の高齢化率(65歳以上の人口割合)が30%、2050年には37.7%になると推計されています。
ちなみに、横須賀市の高齢化率は2017年度で30.4%、75歳以上の人口割合が14.8%と国や県の高齢化率の8年先を進んでいるのが現状です。

高齢化率の上昇に伴って、介護を要する高齢者数も割合相応に増加ています。
超高齢化社会ではアルツハイマー型認知症を始めとした認知症に約半分の方が罹患しますが、人生の最期を尊厳ある死をもって迎えるためには自分の希望をあらかじめ家族や医療従事者などと十分に話し合っておくことが重要です。

ACPは、将来、意思決定する能力を失った場合に備えた、自らによるあらゆる計画を指します。

計画の中には、自らの価値観や心配事、終末期を迎えた際にどのようなケアを望むのか?病気を抱えている場合、どのような予後があるのか?食べられなくなったらどうしてほしいと考えているのか?などが含まれます。

2018年ACPの愛称が「人生会議」に決まりました。人生会議では尊厳ある生と死について常に考えます。

当院では皆様の人生会議をご家族も含めて行っていくことが重要だと考えています。主役は常に医療従事者や家族ではなく、本人です。遠慮なさらずにご自分の希望を伝えていただければと思います。

 

認知症の確実な予防は困難です。しかし、進行を遅らせることに有効な手段は知られています。

早めに対処することが重要です。