アレルギー外来について

 

Q:市販薬と病院で出してもらうお薬は違いがありますか?

A:はい、違います。市販薬は成分量が少なく、安全性が高い薬となっています。ただし、合剤という様々な種類の薬を混ぜ合わせた薬が多くなっています。一方、処方箋で処方可能な内服薬は新規薬剤が多く、また成分量が多ければ効果が高くなります。また保険診療では負担額が決められているのでその分実費負担は少なくなります。
処方箋で処方される薬は一方で副作用の可能性が高くなりますので、定期的な採血などが勧められます。市販薬でも薬剤の副作用は起こりえます。メリットとデメリットがあることを知っておくことが重要です。

 

Q:花粉症かどうかアレルギーの検査はできますか?

A:はい、採血にて検査できます。スギやハウスダスト以外にも様々な種類のアレルギー検査ができますので ご相談ください。各種症状などと合わせて総合的に診断します。

 

Q:花粉症の注射は実施していますか?

A:ステロイドホルモン剤は花粉症に対しても効果があります。しかし、注射での治療(ステロイドホルモン注射)は副作用のリスクを考え、当院では基本的には行っておりません(学会でも推奨されていません。)。ただし、症状が著しい場合などは考慮されます。

 

Q:花粉症の治療はどんなものがありますか?

A:対処療法としてお薬(抗アレルギー薬:内服薬・点鼻薬・点眼薬)の処方ができます。根治治療として舌下免疫療法もございます。詳しくはこちらをご覧ください。なお、舌下免疫療法の初回導入治療は平日、予約診療のみの対応、再来も日曜日は対応できません。ご了承ください。

 

Q:View39は検査できますか?

A: 39項目の特異的IgEを同時に測定することができるアレルギー採血検査です。

〇 13項目のアレルギー検査と同じ価格で、39項目の検査ができます。

〇 検査結果まで約4日、保険で対応可能です。

〇 原因アレルゲンがわからない方や、学童期以降のアトピー性皮膚炎患者さん、PFS(pollenassociated food allergy syndrome; 花粉関連食物アレルギー症候群)の合併が疑われるアレルギー性鼻炎の方のスクリーニング検査として有用です。

費用
〇 3割負担の方:4,800円(1割負担1,600円)
〇 1項目検査の場合は3割負担の方:840円(1割負担280円)

測定可能な39項目
吸入系 ・その他アレルゲン(19項目)
ヤケヒョウヒダニ、ハウスダスト1、ネコ皮屑、イヌ皮屑、ガ、ゴキブリ、スギ、ヒノキ、ハンノキ(属)、シラカンバ(属)、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギ、アルテルナリア(ススカビ)、アスペルギルス(コウジカビ)、カンジダ、マラセチア(属)、ラテックス

食物系アレルゲン(20項目)
卵白、オボムコイド、ミルク、小麦、ピーナッツ、大豆、米、ゴマ、ソバ、エビ、カニ、キウイ、リンゴ、バナナ、マグロ、サケ、サバ、牛肉、鶏肉、豚肉

 

2023年04月16日