訪問診療を専門とした在宅支援等診療所ではありません。定期的に通院されていた方が通院困難となってしまった場合で対応可能な地域にお住いの方に月に一度の往診で対応させていただきます。頻回の往診対応が必要の場合には訪問診療専門の診療所や施設にご紹介いたします。
※24時間356日の往診には対応しておりません。地域の病院と連携した上での訪問診療となりますので、ご了承ください。
通院が困難な方に
近年、種々の慢性疾患が進行した結果、あるいは重度の合併症などにより通院が困難な患者さまが増加しています。
そのような方々に対する在宅訪問診療の重要性はますます高まってきています。
当院では、近隣の総合病院等と連携し、在宅訪問診療を行います。
「出来る限り自宅で生活したい」「延命的な治療は受けたくない」「最期は自宅で迎えたい」など、在宅診療を希望しているのに通院は困難な方はご相談下さい。
当院ではご本人・ご家族にとって苦痛を引き延ばすような延命的な治療は行いません 。
なお、往診診療で投薬が必要な場合、院外処方箋での対応となります。
薬の配達を希望される場合には往診対応可能な院外薬局をご紹介させていただきますので、ご相談下さい。
当院ではすべての患者様に人生会議を行うことをお勧めします。下記をご参考にしてください。
ACP(Advance Care Planning)・人生会議とは?
アドバンスケアプランニングということばをご存知ですか?
超高齢化社会を迎えた我が国では2025年の高齢化率(65歳以上の人口割合)が30%、2050年には37.7%になると推計されています。
横須賀市では2017年度で30.4%、75歳以上の人口割合が14.8%と国や県の高齢化率の8年先を進んでいます。
高齢化率の上昇に伴い、介護を要する方も増加しています。
超高齢化社会では半分の方が認知症に罹患すると言われています。
人生の最期を尊厳ある死をもって迎えるためには自分の希望をあらかじめ家族や医療従事者などと十分に話し合っておくことが重要です。
ACPは、将来、意思決定する能力を失った場合に備えた、自らによるあらゆる計画を指します。
計画の中には、自らの価値観や心配事、終末期を迎えた際にどのようなケアを望むのか?病気を抱えている場合、どのような予後があるのか?食べられなくなったらどうしてほしいと考えているのか?などが含まれます。
2018年ACPの愛称が「人生会議」に決まりました。人生会議では尊厳ある生と死について常に考えます。
当院では皆様の人生会議をご家族も含めて行っていくことが重要だと考えています。主役は常に医療従事者や家族ではなく、本人です。遠慮なさらずにご自分の希望を伝えていただければと思います。